猪苗代湖
福島県の郡山市、会津若松市、耶麻郡猪苗代町にまたがり、ほぼ中央の位置にある猪苗代湖には、かなりの歴史があります。約9万年前と5万年前に、磐梯山からの火砕流堆積物によって、それ以前に形成されていた猪苗代盆地の河川が堰き止められました。
現在の水位の猪苗代湖が形成されたのは、日橋川の急激な侵食によって当初の湖の水位が低下したためであるといわれています。面積は福島県で最大となっていて、日本全国でも第4位の広さとなっています。
琵琶湖、霞ヶ浦、サロマ湖に次ぐ大きさになっていて、湖面の標高も全国で有数の高さを誇っています。昭和25年に福島、山形、新潟の三県にまたがる「磐梯朝日国定公園」として、国定公園になりました。
水質としては、強酸性の源泉が長谷川の酸性の流入水と中和することによって、有機物やリンが吸着、結合して沈殿しています。そのため、水中の有機物の量が日本で最も少ない湖となっています。
過去には4年連続で湖沼水質の日本一にもなりましたが、近年は生活排水や産業・農業廃水も流入してきています。水質の低下を懸念した福島県は、平成14年に『福島県猪苗代湖及び裏磐梯湖沼群の水環境の保全に関する条例』を制定しました。
日本百景にも指定されている猪苗代湖ではマリンスポーツやキャンプなども楽しむことができ、年間を通して多くの方が訪れています。
近くには重要文化財の天鏡閣、野口英世記念館などもあり、福島県を代表する観光スポットとなっています。