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骨董倶楽部(こっとんくらぶ)AIZU |
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モノの値打ちとはなんだろう。ほの暗い店内に並べられたモノ達が答えを迫る。 |
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夢のあるガラクタ達が待っている。 「中身がなくなった香水瓶。時代遅れのポータブルテレビ。すり鉢に秤、糸巻き車、何10年も前には現役だった道具達。優雅なバラを描いたティーカップは縁がかけ、閉店した店の名前が入った温度計が現在の室温を示している。 伊万里の小皿。タイやインドネシアのアクセサリー。50’sを思わせるアメリカンなインテリア。ヨーロピアンな食器類。 時代も国籍もさまざまなモノ達。 それらのモノ達が蔵の一角に集められ、ほの暗い白熱灯に照らされて、ここにある。 お客はほとんどが地元の高校生の女の子達だ。 彼女らは指輪を1個1個取り上げて、真剣な眼差しで見つめては戻し、さんざん悩んだ挙げ句、小さなペンダントトップを買っていく。 「学校でブームらしいよ」 それはなぜなのだろうか。 「たぶん、自分だけのオリジナルが欲しいんだね」雑誌に載っているような流行の小物は、たいていが手に入る。「個性的なファッション」が流行になり、真の個性はなくなった。 だからこそ、彼女らは「自分だけのオリジナル」を時代を重ねたモノや異国のモノに求める。 それだって「流行」になってしまえば、「自分だけのオリジナル」ではなくなるだろうに。 いったい、モノの価値とはなんだろう。 「骨董倶楽部」の薄暗い店内で、モノ達が答えを迫っているような気がする。 「モノの価値や役割をとらえ直す」 と宇田さんは言う。それはアレンジすること、発想を転換することだ。 中身がなくなった香水瓶は、「香水瓶」としては使えない。だけど、形が美しい「ガラスの小瓶」としての価値がある。何年も前のすり鉢を「すり鉢」として使う人はいない。だけど、花を活ければ「花器」としてよみがえる。 本来の価値がなくなっても、本来の役割を果たせなくなっても、「とらえ直す」ことによって、新しい価値や役割がモノに与えられる。 だから、ここにあるモノには夢がある。 「夢があるモノを手頃な価格で売りたい」と宇田さんは語る。 骨董品屋を開くために、モノを集めていたわけではない。実は宇田さんは近くにある喫茶店「蔵」、 郡山市にあるレストラン「開成館」のオーナーだ。 「確かに骨董品は好きだった。でも、最初は喫茶店のディスプレイのために集めていた。だけど、たくさん集めすぎてしまった」 だから、考え方を「とらえ直す」ことにした。集まった骨董品で「骨董倶楽部」をつくった。 確かに宇田さんは、モノをとらえ直すことがうまい人なのだ。 |
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| 骨董倶楽部(こっとんくらぶ)AIZU 会津若松市大町1-1-46 |
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