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椿餅の伊勢屋 |
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江戸時代後期から受け継がれてきた、歯切れの良い「椿餅」。 |
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地元客にも人気の椿餅。 餅粉に醤油や砂糖などを加え、くるみを乗せて流し固めるという伊勢屋の「椿餅」は、この地方にひろく伝わる「ゆべし」。だが、他のゆべしよりも歯切れが良く、やわらか過ぎない。甘味もほのかで上品な味がする。 「椿餅の歯切れの良さは、材料の攪拌の仕方と水を入れる段取りにあるんだよね」 9代目にあたる社長の長谷川さんがそう教えてくれた。季節に合わせた温度管理が必要になるため、1年を通じて安定した商品をつくるコツをつかむまでが難しいという。 長谷川さんは18歳のとき、伊勢屋に代々受け継がれてきた手法を先代社長より伝授された。以来、朝の5時から自社の工場内で「椿餅」をつくり続けている。 「椿餅」には生と真空パックがある。生は日持ちしないため、つくったその日に売り切るのが基本。売れ残っても次の日に出すことはない。 「日持ちしなくていいから、みやげに欲しいというお客さんが多くて」 それで真空パックも売り出すようになったのだという。しかし、風味の良さ、やわらかさは生にかなわない。一度、生の「椿餅」を味わって欲しい。ちなみに生の賞味期限は3日だという。 白虎隊も食べた? 先祖の「椿餅」。 「椿餅」という名前の由来は、江戸時代後期にまでさかのぼる。もともと伊勢屋は鶴ヶ城の近く、南町大橋通りに店を構えていたという。お城の北面の坂は通称「椿坂」と呼ばれていた。そこから名前をとったのだという。 「日新館のそばにあったらしいから、白虎隊の子ども達も食べたんじゃないかなあ、先祖の椿餅」 白虎隊士が直接買うことはなかったかもしれないが、武家屋敷の女性達が買い求めに来たのではないか、と長谷川さん。 白虎隊にちなんだお菓子もある。その名も「白虎饅頭」。蒸し饅頭の中に甘露煮の栗と低甘味のあんが入っているという。 鶴ヶ城の近くから大町に移転して100年。 現在は「椿餅」や「白虎饅頭」のほか、代々伝わる生菓子などをつくっている。店には観光客のほか、地元の客のためにお茶受けのお菓子も置いてある。 「椿餅」はスーパーや駅の売店でも確かに購入できるのだが、ぜひ一度大町の店まで足を運んで欲しい。生の「椿餅」を試食しながら、お茶をいただき、長谷川やお店の人に会津の話をうかがうのも楽しいだろう。最近は修学旅行生がやって来て話し込んでいくことも多いという。 |
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| 椿餅の伊勢屋
会津若松市大町1-3-1 |
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