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家族の思いが伝わってくる、手打ちそばと郷土料理を。 |
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みなと屋 |
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| 南会津郡下郷町大字大内字山本34 TEL(0241)68-2933 ■営業時間/AM9:30〜PM5:00 ■定休日/無休 ※冬期は要予約 ●食堂 |
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| 会津地鶏そばと名物のしんごろうを。 軒先でおいしそうにこんがりと焼き上げている「しんごろう」は下郷や田島の郷土食で、祝い事やお客様へのおもてなし料理として今も地元の人に親しまれている。 「しんごろう」は、その日の朝に炊いたごはんをつぶし、手で丸めて握る。そこにじゅうねん味噌を塗って、炭火でじっくりと焼く。手間をかけたこの「ごちそう」は、ふわふわとした食感とじゅうねん味噌の風味が楽しめる。 そばは下郷産の地粉を100%使った手打ちそばで、そばの風味と香りがある。つゆは、昆布やかつおなど天然の物のみで取っただしの、ふくよかな風味を楽しめる。 「ざるそば」の薬味にはわさびではなく辛味大根が使われてる。そばやつゆの味を邪魔することなく、そばの旨味が味わえる。 また、みなと屋では、郷土の物でおもてなしをしたいという考えで行き着いた「会津地鶏そば」が名物としてある。寒い大地で育った会津地鶏は、身がしまっていて歯ごたえがあり、噛むほどに旨みの増してくる良質の肉だ。会津地鶏を使った料理はほかに「会津地鶏カレー」「会津地鶏から揚げ」などがある。 親から子へ受け継がれた技と家族の思い。 「いらっしゃいませ」と大きな声で明るく迎えてくれる若い女性。彼女はこちらのご夫妻の娘・あけみさん。嫁いでからもこうして毎日お店を手伝っている。今では店のすべてを任される重要な存在だ。 あけみさんの父親であるこの店のご主人・佐藤顕さんは農業を営んでおり、お店で使う米や野菜を作っている。天ぷらやそばに使う山菜も、ご主人が山に採りに出向く。 以前はおかみさんが一人でそば打ちをしていたが、腕が腱鞘炎になりできなくなった。会津には、そば打ちは女の仕事という風習がある。しかし商売として毎日たくさんの量を打ち続けるというのは、かなりの重労働だっただのろう。 その母を心配して、仙台で料理の勉強中だった息子の高光さんが戻ってきた。料理の世界にいたとはいっても、そば打ちの経験はない。母に教わりながら必死に修業に励んだ。高光さんは今はもう立派にそば打ち職人として、毎日仕事に励んでいる。 ここには、心の通い合った家族の笑顔がある。親を気遣う子がいて、子に感謝する親がいる。そうした家族の思いやりの心が、お客さんへのおもてなしの心につながり、店を活気づけているのだ。 |
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